電力設備関連

送電線故障点標定装置「フォルトセクタ」

故障区間検出装置(NFS-060型)

概要

各電力線毎に設置した電流センサで、送電線事故時に発生する地路電流、短絡電流を検出し、回線毎に設置した電圧センサで検出する事故電圧との位相比較により、事故区間を判定します。

動作原理

【電力線電流の検出について】

  1. 本装置は、各電力線を流れる電流を取り出すために、電流センサに発生する誘導電圧を求める係数群を算出し係数行列として設定します。この係数群は電流センサと各電力線の位置関係に加え、電線の引き留め部を細分化し電流センサへの影響を積分し引き留め部の形状も考慮し、算出電流の精度向上を図っています。
  2. 装置内のCPUで電流センサが検出した誘導電圧と係数行列を演算処理することで、常時、電力線に流れる電流を算出します。
  3. 算出された電力線電流を減算処理にて事故電流を求めることで負荷時の電流に影響されることなく事故電流のみを検出します。

 

【故障区間判定について】

検出した事故電流と電圧センサにより検出した事故電圧のレベルと位相を比較することにより事故箇所の方向を判定し、線路遮断を検出後、検出時刻、故障方向、故障回線番号、故障相等を表示します。

 

特徴

各電力線に流れる電流を正確に検出できるため、従来型のFSと比べ適用範囲が広くほとんどの系統で使用可能となりました。
(従来どおり架空地線のない線路においても適用可能)

  1. 事故電流が通過すれば、事故種類・事故電流・事故方向を判定します。
  2. 1回線~6回線での異電圧多回線(超高圧との併架)鉄塔に取り付け可能です。
    (分岐鉄塔、ねん架鉄塔以外の鉄塔)
  3. 両端電源系統及び相配列に関係なく、全ての線路での短絡検出可能です。
  4. 中性点設置抵抗(NGR)や電源が両端にある線路でも適用可能です。
  5. 事故電流が通過した場合、事故前後の波形を記録し、必要に応じて取り出すことが可能です。 
  6. 保守機能として点検SWを押すことにより装置の簡易点検が可能(負荷電流計測・電池電圧・センサ断線チェック)です。
サージ検出+字間計測+情報伝送

故障点検出装置(NFP-070型)

概要

送電線の事故時に発生する事故電流情報とサージ検出時のピーク値及びGPS情報から取得した時刻を情報処理装置・表示装置に伝送し、事故電流分布及びサージ到達時間の分布を参考に最適なサージの抽出を行い、故障点を標定するシステムです。

  • 事故電流分布:検出装置を設置した鉄塔での事故電流の様相(レベル・位置・事故種別等)

動作原理

【故障点標定について】

  1. 送電線の事故時に発生する事故電流・事故情報と、サージを検出します。
  2. GPS情報からサージ到達時間を抽出します。
  3. 伝送部により情報処理装置に伝送します。
  4. 情報処理内において、事故電流分布及びサージ波形の到達時間分布から、最適なサージ波形を抽出します。
  5. 抽出されたサージの到達時間差から事故点を算出します。

 

【故障点算出について】

 故障点判定について

特徴

 

  1. 当初の技術である故障電流計測技術にサージ受信方式を組合わせ、独自の標定アルゴリズムにより正確(10km以下の間隔で装置を設置した場合は約300mの誤差)な故障点を標定します。(標定精度は線路、事故状況等により変わります)
  2. サージの歪やレベル低下が想定以上に大きく、サージを1台しか検出せず故障点標定ができないような場合は故障区間を判定します。
  3. 送電線事故(遮断事故)とならないサージの場合でもサージ点標定をすることが可能であり、架空地線への電撃点等調査に利用できます。(伝送手段によりできない場合があります)
  4. 検出装置内に記憶されている各種波形(事故電流波形やサージ波形)を表示装置に伝送し、必要に応じて波形確認をすることで、容易に事故解析が可能となります。
    雷事故サージ波形例
  5. 伝送手段として、OPGW(光ファイバー)、衛星伝送装置(オーブコム)、携帯端末を用意しています。

故障点標定の流れ

故障点標定の流れ
機器配置図 故障点検出装置機器
概略仕様

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