スペイン等にて「海外ICT技術動向調査」を行ってきました(前編)
こんにちは、ニシムの「むぅこ」です!
今回は、ニシムの「海外ICT技術動向調査」について紹介します♪
「海外ICT技術動向調査」とは
ニシムでは、最先端の技術動向や市場ニーズに基づいた最適な製品・サービス等の開発を行うため、2007年度から「海外ICT技術動向調査」を実施しています。
ICTに関する最新知見を収集し新たなアイデアやビジネスモデルを学び、今後の円滑な業務運営や企画提案力向上につなげるなど、個の成長と組織の活性化が期待されます。
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今回は、新技術とトレンドの収集を目的に、スペインの展示会やヨーロッパの企業視察に行ってきました!
具体的には、ネットワーク、カメラ、監視制御機器、クラウド、セキュリティ、AI関連技術の最新情報を集め、技術的な視野を広げることを目指しています。加えて、エンゲージメントの強化と能動的な人材育成も重要な目的としています。
■日程
2025年3月1日(日)~3月11日(火)[11日間]
■場所
スペイン、ベルギー、ポーランド、デンマーク
■訪問先
- MWC2025(バルセロナ):コンシューマーエレクトロニクスショー。40もの幅広い分野のテクノロジー製品の展示が特徴。
- Belden Solutions社(ブリュッセル):閉域網の通信機器(Xtran)を開発。
- Comarch(クラクフ) :ポーランドにある大手企業。
- Grazper(コペンハーゲン):画像認識による3DAIの技術を開発中。
調査に行ったニシムの先輩に、むぅこが色々と聞いていきますよっ
MWC2025(バルセロナ)
▲ニシムのマスコットキャラクター「ふっくぅ」も一緒に♪
むぅこ:福岡から成田、アラブ首長国連邦(アブダビ)を経てスペイン(バルセロナ)までの飛行機の旅でしたね。時差調整をはさみながらの渡航となったようですが、疲労は感じましたか?
ニシムの先輩(以下、ニシム):慣れない長時間での飛行機旅に、メンバー一同疲労が見えていました。ですが、バルセロナに着いた後に見たサグラダ・ファミリアの大きさ・美しさには本当に感動して!
サグラダ・ファミリアは今もなお建設途中という珍しい世界遺産ですが、2026年にはメインタワーである「イエス・キリストの塔」が完成するそうですよ。
むぅこ:とても綺麗ですね…ファンタジーの世界みたいです!MWC2025は世界最大級のモバイル技術の展示会ですが、所感はいかがでしたか?
ニシム:MWC開催前から開催中にかけて、テレビでの報道が連日行われていたこともあり、会場全体に活気が溢れていました。
大手企業のブースでは招待状による入場の制限をかけており、顧客を厳選して接待する合理的な戦略が見て取れたのが印象的でした。VIPパス(約36万円)が無いと入れない専用ブースが多く設置されているなど、情報収集するハードルが高くなっているようです。
むぅこ:日本の展示会と違うなと思ったことはありますか?
ニシム:資料やノベリティの配布は少なく、主にモニターや口頭による説明が中心でした。話をするのが好きという国民性を感じましたね。
むぅこ:メンバーの皆さんは、どのようなものを視察したのでしょうか?
ニシム:生成AIやAI関連・OSS(オペレーショナル・サポート・システム)関連・5G関連・最新トレンドの情報収集など、自身の業務に関する内容において、最先端の技術を目の当たりにしました。
アメリカの展示会でもそうだったようですが、「AI」に関するものが圧倒的に多くなっており、去年参加された通訳さんによると今年から急増したとのことです。ニシムとしても今後、AI活用に関しては避けては通れないと感じました。
▲MWC2025内の「生成AIサミット」の様子
むぅこ:やはり、AIですか…!もはや当たり前のように、私たちの生活に浸透していっていますよね。
ニシム:はい。ロボット分野においても顕著でした。AIを搭載したロボットが動き回っているのを観察しながら「AIはまさに世界的なトレンドになっている」と改めて感じました。
▲「AI FOR ALL」という印象深いメッセージ
むぅこ:今後のAI技術に大注目ですね。MWC2025のレポート、ありがとうございました!
▼次回記事はこちら!
スペイン等にて「海外ICT技術動向調査」を行ってきました(後編)